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【甲子園】富山商・森 2安打、投手としても3番手で力投 後輩に「戻ってきて1勝してほしい」

スポニチアネックス 2024年8月12日 14時43分

 ◇第106回全国高校野球選手権大会第6日・2回戦 富山商0―4東海大相模(2024年8月12日 甲子園)

 第106回全国高校野球選手権大会第6日が12日、甲子園球場で2回戦が行われた。第2試合で、2年連続18回目の出場の富山商(富山)は0―4で東海大相模(神奈川)に敗れた。

 森亮太(3年)は、2回2死から遊撃内野安打、7回2死一塁からは中前打と、東海大相模のプロ注目の大型左腕・藤田琉生(3年)から2安打。投げても3番手で強力・東海大相模打線に立ち向かった。

 試合後、森は、「藤田君は身長も高いので、練習からマシンを20センチ~30センチの台の上にのせて対策してきました。変化球を狙おうと思っていたけど、直球もストライクが結構入っていたので、狙い球を絞って入りました」と2安打について語り、投球については「いつでもいけるように準備していました。点数を与えられない場面だったので、絶対に抑えてやるという気持ちでした」と話した。

 最後に自身の高校野球について「明るい学年でした。きつい時もあったけど、チームメートが元気よく声を出して、つらい練習も乗り越えることができました」と振り返り、後輩に「2年連続で初戦敗退になったので、またここに戻ってきて1勝してほしいと思います」と思いを託していた。

 富山商は、富山県大会では登板のなかった左腕・福村優太(3年)が先発し、3回途中まで1失点の粘りの投球。代わった右腕・山本心太郎(3年)は、丁寧に低めをつく投球で6回途中まで1失点と好投。3番手の右腕・森も140キロ台の直球を武器に走者を出しながらも2失点に抑えた。

 しかし、打線が沈黙。2点を追う7回には、四球と森の中前打で2死一、二塁の好機をつくったが、三谷竜輝(3年)が空振り三振に倒れるなど、プロ注目の大型左腕・藤田を捉えることができなかった。最後までナインは粘ったが、優勝候補の一角、東海大相模に屈し、2014年以来10年ぶりの初戦突破はならなかった。

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