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巨人・山崎伊が27日ぶり8勝目 今季初の中5日も7回途中2安打無失点 スタンドは伊織、伊織の大合唱

スポニチアネックス 2024年8月12日 20時42分

 ◇セ・リーグ 巨人1―0阪神(2024年8月12日 東京D)

 巨人の4年目右腕・山崎伊織投手(25)が12日の阪神戦(東京D)で今季18度目の先発登板。7回途中まで121球と球数が増えながらも2安打無失点と粘り強く好投し、7月16日の阪神戦(東京D)以来27日ぶりとなる今季8勝目(4敗)を挙げた。

 今季ワースト5失点で4敗目を喫した6日の広島戦(東京D)から今季初の中5日で先発マウンドへ。後半戦初勝利を目指し、この日も岸田とのコンビで臨んだ。

 すると、初回、1番・近本への初球がいきなり150キロを計測。2死から森下を四球で塁に出したが、初回から気合の入った投球となった。

 2回にも1死から前川に四球を与えたが、木浪を併殺打に仕留めて無失点。4回にも2死から佐藤輝を四球で塁に出すなど初回23球、2回20球、3回11球、4回22球と球数はかさんだが、5回1死から木浪に左前打されるまで無安打投球を続け、結局、5回まで98球を投げて1安打無失点で乗り切った。

 1-0のまま迎えた6回には1死から中野に左前打されたが、続く森下を投ゴロに仕留め、自らの好フィールディングで併殺に。6回終了時点で球数は112球となったが、その裏、先頭打者として第2打席にも入って7回も続投した。

 7回、4番・佐藤輝をフォークボールで空振り三振、続く5番・大山を遊飛に打ち取ると、ここで阿部監督がベンチを出てマウンドまで行き、投手交代。二塁すら踏ませない投球に、スタンドの巨人ファンは伊織、伊織の大合唱となった。

 そして、2番手左腕・高梨が前川を三振に打ち取って7回を終えると、8回は3番手右腕・船迫が2死二塁としたところで4番手左腕・バルドナードが近本を空振り三振に仕留めて無失点。

 2連投中の守護神・大勢はこの日ベンチを外れており、9回のマウンドに上がった5番手右腕・ケラーも昨季まで所属した古巣を無失点に抑えて完封リレーを完成させ、初回に敵失で挙げた“スミイチ”の1点を守り切った。

 山崎伊の投球内容は6回2/3で打者23人に対して121球を投げ、2安打無失点。6三振を奪い、与えた四球は3つ、直球の最速は151キロだった。

 ▼山崎伊 先制点を取ってもらっていい流れを持ってきてもらったと思います。今日はとにかく回の先頭打者を出さない、低めに投げ込むことを意識しました。守備にも助けてもらいながらここまで投げることができました。

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