元広島の佐々岡真司氏(56)と西山秀二氏(57)がBSジャパネクストの野球トークバラエティー「ダグアウト!!!」に出演。若き日の新井貴浩現監督がやらかしたエピソードを明かした。
佐々岡氏は新井監督が入団したときを振り返り、「“これでプロ入ったの?”というレベルだった。守備もできない。バッティングも前に飛ばない」と明かした。
西山氏も「裏口入学。コネです」と笑ったが、「彼ほどプロで伸びた選手はいない」と指摘した。
通算2203安打、319本塁打の実績を残せたのは「強くてケガしない体」が大きな要因となった。並の選手では耐えられない練習を重ねたという。
ただ、若かりし頃、新井監督がやらかした強烈なエピソードがあった。
ある試合で、守護神だった佐々岡氏が2アウトから最後の打者が放った打球に飛びついて脱臼した。それでも勝利は目前。痛みを堪え何とか一塁へボールを投げた。
こともあろうか、その送球を新井監督がポロっとこぼしてしまった。
当時の松原誠ヘッドコーチが初めてベンチから出てきて「新井コラ!ボケ~」と怒鳴った。普段は温厚な野村謙二郎氏まで駒大の後輩のヘマに「ボケ!コラ」と激高した。
佐々岡氏は球場から病院に直行。脱臼した肩を入れて貰ってホテルに戻ると…。
「新井がコンビニの弁当持ってコソコソ歩いていた。気まずくて(食堂で)食事できなかったんでしょうね。僕がちょうど目撃してしまった」と思い出して笑った。