◇明治安田J1リーグ第26節 京都0ー2新潟（2024年8月12日 デンカS）
たった一つのミスが試合を難しくした。京都ペースで進んでいた前半22分、FW平賀大空のバックパスをDF三竿雄斗とGK具聖潤が“お見合い”するような形になり、新潟MFダニーロ・ゴメスに詰められた。慌てて具聖潤が飛び出したがダニーロと接触。PKを与えるだけではなく、その際に負傷してしまい、前半45分間で交代するハメになった。
7試合ぶりの黒星を喫したチョウ貴裁監督は「立ち上がりは悪くなかったが、前節に続くやってはいけないミスで失点をした」と名古屋戦（8月7日）同様のバックパスミスに起因する失点に言及。同じミスを繰り返して勝ち続けられるほど甘い世界ではなく「何もないところから失点するのが今の順位を物語っている」と渋い表情を浮かべた。
決して悪くない内容の中で、残留争いのライバルに喫した痛い黒星。守護神だけではなく、DFアピアタウィア久も脳しんとう疑惑で途中交代した。そして順位は再びJ2降格圏18位に後退し、次戦からは上位との連戦が待ち受ける。