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今永昇太 黒星消えた!5回7失点の乱調も…鈴木誠也が8回に起死回生の同点犠飛 打線が終盤に援護

スポニチアネックス 2024年8月13日 10時19分

 ◇インターリーグ カブス―ガーディアンズ(2024年8月12日 クリーブランド)

 カブスの今永昇太投手(30)が12日(日本時間13日)、敵地でのガーディアンズ戦に先発。勝てば昨季のメッツ・千賀滉大投手(31)に次ぐ日本投手9人目となる1年目の10勝だったが、5回を投げ2本塁打を許すなど7安打7失点(自責3)で降板。これで5試合連続被弾と苦しい投球で、10勝目はお預けとなった。

 初回はア・リーグ打率3位(.325)の1番クワンを遊飛に打ち取ると、2番トーマスはカウント2―2からスプリットを振らせて空振り三振。リーグ打点2位(97打点)の3番ラミレスは二ゴロに打ち取り、安定感のある投球を見せた。

 3回はこの日30歳の誕生日を迎えた1番ハップが今永に先制2ランをプレゼント。その裏の守りでは、1死後に8番フリーマンからこの試合2個目の三振となる見逃し三振。9番ヘッジズには三塁線を破られてこの試合初安打を許したが、左翼ハップが好送球で二塁で走者を刺し、この回も結果的に3人で終えた。

 4回は四球と味方の失策も絡みこの試合初めて得点圏に走者を背負った。そして2死一、二塁から5番ネイラーに右前適時打を許すと、続くノエルには低めに沈むボール球のスプリットをすくわれ、左越えに勝ち越しの3ランを被弾した。

 5回も1死一塁からクワンに右越えに2ランを被弾。さらにフライに適時打を許し、7点目を失った。ガーディアンズは対左投手に対しては25勝9敗、勝率.735と大リーグトップ。最も左投手を得意とするチームの攻撃陣を封じることができなかった。

 打線はその後7回にホーナー、スワンソンの適時打などで4得点で1点差。さらに8回は1死二、三塁の場面でこの日2安打と好調の鈴木が犠飛を打ち上げて今永の黒星を消した。

 今永はここまで21試合でリーグ10位タイの9勝(2敗)を挙げ、リーグ5位の防御率3.06。 ア・リーグ中地区首位のガーディアンズとは初対戦。「残りは初対戦ばかりのようなので、自分の強みを生かして投げればいい」と意気込んでいた。

 前回登板の6日のツインズ戦は、初の2登板連続での中4日ながら7回2安打2失点、自己最多タイ10奪三振の力投で今季9勝目。「回復の面で少し不安はあるが、大リーグでは普通なこと。試合の中でうまく対応していきたい」と話していた。

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