パリ五輪スポーツクライミング男子複合で金メダルを獲得したイギリスのトビー・ロバーツ(19)が、13日までに自身のインスタグラムを更新。女子複合4位の森秋彩(あい、20=茨城県連盟)との2ショットを公開し、大きな反響を呼んでいる。
東京五輪で初めて五輪競技となったスポーツクライミング。パリ五輪ではルールが変更され、「ボルダー&リード(各100点)」と「スピード」の2種目となった。
男子複合で、トビーは155・2点で金メダルを獲得。日本の安楽宙斗が銀メダルを獲得した。一方、女子複合で世界ランキング3位の森はリードで世界トップを記録するも、前半に行われたボルダー第1課題で、スタート直上のホールドをつかむことができず0点に終わったことが響き、メダルを逃した。
森の第1課題のセッティングを巡っては、ネット上で大きな議論に。低身長が響いたことから「設定が不公平すぎる」「身長が低すぎて届かない為、競技を開始できない森秋彩選手。何度もトライするが開始することができず第1課題は0点に終わりメダルの夢は消える。第3課題までこなしで総合4位は悔しすぎる。日本選手団として抗議しないと選手が可哀そうだ。国際ルールってなんなんだ?」「スタートホールドの位置で身長による有利不利が出るのは違くないか?」と議論を呼び、海外からも抗議の声が上がった。
さまざまな意見が上がる中、トビーは森との2ショットを投稿。ストーリーズでは「With the legend」と森を称えた。
この写真に、ネットでは「こーゆーの最高のリスペクトだわ」「リスペクトを感じて胸熱」「あのシーンはやるせなかったけど、今後が楽しみ」「これぞ五輪の醍醐味」と称賛する声が多く上がった。