◇セ・リーグ 巨人―阪神(2024年8月13日 東京D)
巨人の坂本勇人内野手(35)が13日の阪神戦(東京D)で値千金の同点打を放った。
「3番・三塁」に入って先発出場。1―5で迎えた5回、モンテスの左翼フェンスを直撃する2点適時打と吉川の左翼線への適時二塁打で相手先発右腕・才木から3点を返して4―5と1点差。なおも2死二塁とチャンスが続いた第3打席だった。
才木が投じた初球の外角スライダーを捉えて左前適時打とし、あっという間に同点。4回5失点KOされていた先発左腕・グリフィンの黒星を消した。
坂本は6月の月間打率.159、7月は同じく.167と打撃不振が続いていたが、8月は試合前まで同.310と復調気配。これまで「3番・中堅」に定着していたヘルナンデスが左手首骨折で離脱して最初の試合となった前日12日から4月27日のDeNA戦(横浜)以来となる3番に入っていた。
阿部監督は12日の試合後、坂本に3番を任せた理由について「もうそうするしかないのかなっていうのありますし。3番打てそうな人いませんので」とし、「もう状態もクソもないでしょう。経験がモノをいうし、あれだけ打っている選手ですからね」と話していたが、見事に指揮官の起用に応えた。
▼坂本 みんながつないでくれたチャンスだったのでなんとかしたいところでした。まずは追いつくことができて良かったです。