◇セ・リーグ 阪神―巨人(2024年8月13日 東京D)
若き大黒柱がまさかの乱調だ。先発の才木が5回8安打5失点で降板。キャリア初の10勝目の権利をかけて4点優勢の5回のマウンドに上がったが、巨人打線につかまった。
2点の援護をもらった初回、先頭の丸に右翼越えソロを被弾。2回以降は粘りの投球で追加点を与えなかった。しかし落とし穴は5回だった。1死二、三塁で途中出場のモンテスに左翼フェンス直撃の2点二塁打を浴びると、吉川尚、坂本に連続適時打を許して同点。手にかけていた白星の権利が消失した。
この日は、フォークを見極められる場面が目立ち追い込んでからの痛打も目立った。苦投を象徴するように、プロ62度目の先発で初めて奪三振ゼロに終わった。