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ヤクルト 単独最下位に転落 9回、岩田への死球で高津監督が激怒「何回当てとんじゃ!」あわや乱闘に

スポニチアネックス 2024年8月13日 23時10分

 ◇セ・リーグ ヤクルト5―4中日(2024年8月13日 神宮)

 ヤクルトが中日に1点差で競り負けた。チームの連勝が2で止まり、再び単独最下位に転落した。

 先発のヤフーレは5回まで1失点に抑えていたが、6回に2死走者なしから満塁のピンチを背負った。この場面で高橋宏を二ゴロに打ち取ったかにみえたが、二塁手・宮本の一塁への送球が逸れて適時内野安打となり、ここで交代が告げられた。

 救援陣も踏ん張れなかった。なおも2死満塁で2番手・山野が登板するも、押し出し四球与えて降板。3番手・丸山翔も暴投で1点を失い、この回だけで3点を失った。一方の打線は、5回まで内野安打1本で無得点に封じられていたが、4点を追う6回に村上とオスナの連続適時打で2点を奪って反撃。村上は8回にも適時打を放って1点差に詰め寄った。

 9回になっても試合は落ち着かず、5番手・石山が1点を失って2点差とされた。直後の攻撃では先頭の岩田が左手に死球を受け、両軍ナインがヒートアップ。7月末の対戦では赤羽が死球を受けて左手甲を骨折したこともあって、高津監督は「何回当てとんねん!こっちは骨折もしとんじゃ!」と怒りを爆発させた。乱闘には発展せずにすんだものの、警告試合が宣告されて球場はただならぬ雰囲気に包まれた。

 試合再開後に代打・増田が移籍後初本塁打となるソロを放って再び1点差としたが、あと一歩およばなかった。後味の悪い敗戦となったが、高津監督は一触即発の場面について「それは、それでね」と多くを語らず。嶋ヘッドコーチは「前回、仲間がやられているんでね。お互い熱くなっていることなので明日、新しい気持ちで頑張るしかない」と切り替えていた。

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