◇AFCチャレンジリーグプレーオフ パロFC2ー1チャーチ・ボーイズ（2024年8月13日 カトマンズ）
元日本代表のMF本田圭佑（38）が13日、ブータン1部の強豪パロFCの一員としてAFCチャレンジリーグ出場権をかけたプレーオフにフル出場。元ウルグアイ代表でJリーグでもプレーしたディエゴ・フォルラン超えとなる、世界初の通算10カ国目ゴールを狙い無得点に終わったが、チームの逆転勝利と本大会出場権獲得に貢献した。
試合後にチームメートから胴上げされた背番4の姿が、活躍を物語っていた。
キャプテンマークを巻いた本田は4ー2ー4の中盤の右に入り先発出場。雨が降った後とあってピッチの状態は悪かったが、チャンスメークするなど積極的にボールに絡んだ。前半30分には自ら獲得したFKで得意の左足を振り抜き、低い弾道で直接ゴールを狙ったが、惜しくもゴールポストを直撃した。
前半を1ー1で折り返すと、後半も全身泥だらけになりながらプレー。無得点のまま試合終了となったが、チームの逆転勝利に貢献。試合後にはチームメートとともに歓喜の輪に加わり、胴上げされて笑顔を見せる場面もあった。
本田は膝のケガの影響もあり無所属の状態が続いていたが、先月27日にパロFCと異例の1試合限定という形で特別選手契約を締結したと発表した。本来は1試合限定の契約だったが、急きょ今月8日のリーグ・チラン戦に出場。無得点に終わったが、得意の左足でバー直撃のシュートを放つなど、“予定外”の出場にも攻守に積極的なプレーを見せた。