サッカーのベルギー1部ルーベンが川崎FのDF大南拓磨（26）の獲得に乗り出し、オファーを提示していることが13日までに分かった。
鹿児島実から磐田、柏を経て昨季加入1年目でリーグ戦29試合に出場した大南は今季も主力として活躍。最終ラインに負傷者が続出し、DF高井幸大（19）のパリ五輪予選や本大会出場に伴う離脱もあった中、ここまでリーグ戦26試合のうち24試合に出場して19試合に先発している。
1メートル83の大南は的確な判断力とスピードを備え、本職のセンターバックに加えてサイドバックでもプレーが可能。柏時代の2022年には国内組で臨んだE―1選手権で日本代表デビューを果たしている。
ベルギー中部のルーベンを本拠地とするクラブは02年に3つの地元クラブが合併する形で発足。11～12年シーズンに1部初昇格を果たし、20～21年以降は1部に定着して昨季のレギュラーシーズンは12位だった。今季は前浦和のDF明本考浩（26）が所属している。
◇大南 拓磨（おおみなみ・たくま）1997年（平9）12月13日生まれ、愛知県刈谷市出身の26歳。鹿児島実から2016年に磐田加入。20年に柏、23年に川崎Fに移籍した。22年7月19日のE―1選手権・香港戦で途中出場して日本代表デビューした。J1通算158試合5得点。1メートル83、80キロ。利き足は右。