◇パ・リーグ ロッテ6-0日本ハム(2024年8月13日 エスコンF)
一つ“借り”を返した。ロッテの先発・小島は8回3安打無失点。今季5度の対戦で0勝3敗だった相手を封じてチームトップタイとなる8勝目を挙げた左腕は「全然、勝ててなかったのでホッとしています」と笑った。
2位を争う相手との直接対決。その重要性は理解していた。だから序盤からエンジン全開。初回はわずか5球で3者凡退に抑えた。2点を先制した直後の4回に1死一、二塁とされたが、冷静にレイエスを遊ゴロ、田宮を二ゴロに仕留めて無失点。快投を続けた。
8回で降板となったが、吉井監督は「大事な試合と分かっているので、しっかり投げてくれたと思います」と目を細める。エース左腕がヤマ場の一戦で三塁を踏ませない快投。チームを2位に浮上させた。(大内 辰祐)
▼ロッテ・佐藤(4回無死満塁から右前へ先制2点打)少し間を取って一度落ち着かせたことで、気持ちの整理ができた。頑張っている小島さんのためにも一本出て良かった。