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パリ五輪帰国会見 “メダルラッシュ”のレスリング、過去最多の金メダル8個に歓喜 清岡幸大郎ら「幸せ」

スポニチアネックス 2024年8月14日 9時41分

 パリ五輪で史上最多45個のメダルを獲得した日本選手団の帰国会見が14日、東京都内のホテルで行われた。過去最多となる8個の金メダルを含む計11個のメダルを獲得したレスリング代表らが登壇し、喜びを語った。

 会見は選手団解団式に先立って行われ、尾縣貢団長、開会式で旗手を務めたフェンシング女子の江村美咲、男子ブレイキンのSHIGEKIX(半井重幸)に加え、メダリストが66人(江村含む)が出席した。

 同大会では、日本女子レスリングが6階級すべてでメダル獲得する快挙を達成した。女子53キロ級は、初出場の藤波朱理が公式戦137連勝で金メダルを獲得。「ずっと憧れていた五輪でレスリングできた」と充実感たっぷりに語った。

 女子57キロ級の桜井つぐみも、初出場で金メダルを獲得。「夢の舞台で活躍できて幸せだった」と振り返り、女子最重量級で初めて金メダルを獲得した女子76キロ級の鏡優翔は「周りの方の支えがあった。最重量級の金メダルを取れた」と感謝を口に。

 シドニー五輪代表の父・元木康年さんの前で金メダルを獲得した女子62キロ級の元木咲良は「たくさんの方のおかげで、メダルを取ることができた。たくさんの応援ありがとうございました」と感慨深げ。女子68キロ級で敗者復活戦に勝利し銅メダルを獲得した尾崎野乃は「夢の舞台で戦えて幸せだった」と語り、女子50キロ級で銅メダルの須崎優衣も「今回、皆さんの応援のおかげで気持ちを立て直せた」と声援に感謝した。

 また、男子フリースタイル65キロ級で金メダルを獲得した清岡幸大郎は「五輪を通して楽しくできた。勇気や希望届けられた」と喜び、初出場で金メダルを獲得した男子グレコローマンスタイル77キロ級の日下尚も「長年の夢をかなえられて良かった」としみじみ。

 男子フリースタイル74キロ級で銀メダルを獲得した高谷大地は「五輪でしか味わえない。メダル以上に価値のある試合だった」と充実感をにじませた。

 リオ五輪銀メダリストの樋口黎は、男子フリースタイル57キロ級で悲願の金メダルを獲得。「減量はきつかったですが、試合は楽しめた」と振り返り、男子グレコローマンで1984年のロス五輪以来、40年ぶりの金メダルを獲得した文田健一郎も「3年前から次こそ金という思いでやってきた」と、東京五輪銀メダルからこれまでの軌跡を振り返った。

 日本は金メダル20個、銀メダル12個、銅メダル13個を獲得。総数45個は海外の夏季五輪では最多となった。会見では世界を沸かせた日本を代表するアスリートが大会を振り返った。

 会見後は同所での解団式に出席し、JOC関係者らに雄姿を披露する。

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