◇第106回全国高校野球選手権大会第8日・2回戦 健大高崎 1―2 智弁学園(2024年8月14日 甲子園)
春夏連覇を目指す健大高崎(群馬)は、9回に勝ち越し点を許し、1―2で智弁学園(奈良)に敗れた。
群馬大会ではベンチ入りしていなかった背番号18の左腕・杉山優哉(3年)が先発。2回まで1失点に抑えて、3回からは右腕・仲本暖(3年)につないだ。5回2死一、二塁の場面では、最速154キロ右腕・石垣元気(2年)が満を持してマウンドに上がり空振り三振でピンチを脱した。6回には152キロをマークするなどし無失点に抑えていたが、9回に甘く入ったスライダーを痛打されて勝ち越しを許した。
打線は、初回1死三塁から高山裕次郎(3年)の左前適時打で先制したが、2回以降は相手左腕のチェンジアップを打ちあぐみ、得点することができなかった。
競り負けて、史上8校目の春夏連覇はならなかった青柳博文監督は、「連覇を目指した戦い、素晴らしいチームと1年を過ごすことができました。ただもう一歩、あと一歩及ばなかったのが悔しい」と話した。試合については「打力が持ち味のチーム。相手投手の低めに集められた球に、なかなかチャンスをつくることができなかった。投手陣は継投で理想的な投球をしてくれた」と振り返っていた。