国際バスケットボール連盟(FIBA)は14日までに公式サイトで、パリ五輪でブレイクした選手を紹介。その中で日本代表・河村勇輝(横浜BC)の名前が上がった。
FIBA公式サイトではパリ五輪でブレイクした選手として、銀メダルを獲得した開催国フランスのガーション・ヤブセレ(Rマドリード)、イザイア・コーディニエ(ボローニャ)など7人を紹介。
その最後に「我々のほとんどは予想していなかったかもしれない」と書き出して、日本代表・河村の名前を挙げた。
河村は今大会で1試合平均20・3得点、3・3リバウンド、7・7アシストという素晴らしい数字を残した。そして印象的な試合として紹介されたのはフランス戦。
第4Q途中にチームの大黒柱である八村塁(レイカーズ)が退場したが、そこでチームを支えた河村は残り5分45秒に3点シュートを決めた上で相手の反則も誘い、4点プレーを成立させた。さらに逆転のレイアップシュートを決めるなど29得点7リバウンド6アシストを記録したが、日本は歴史的1勝を掴み取ることはできなかった。
悔しい結果とはなったが、河村は21世紀以降の五輪の試合で25点以上5リバウンド以上5アシスト以上を記録する史上4人目の快挙を達成した。
河村はNBAグリズリーズとの「エキシビット10」契約でNBAデビューを目指す。FIBAは「グリズリーズはパリ五輪の前の早い時期に決断を下せたことに満足しているはずだ」とグリズリーズとの契約を評価した。