◇パ・リーグ 日本ハム4－1ロッテ（2024年8月14日 エスコンF）
日本ハムはロッテを下して2試合ぶりの白星を飾り、2位に再浮上した。
初回に先制を許したものの、直後の攻撃で1死走者なしからレイエスが低めの直球を捉え、左翼席に運ぶ今季11号ソロですかさず同点に追いついた。2回には無死一塁から万波が右への二塁打で無死二、三塁とすると、続く上川畑は詰まった当たりで二ゴロとしたものの、相手の失策の間に三塁走者が生還。なおも伏見、水野が2連続スクイズを成功させさらに2点を追加。これにはベンチの新庄監督も立ち上がってガッツポーズを決めた。
采配が的中した新庄監督は「去年のロッテさんにはサイン見破られていたんで。ほぼ毎試合のようにサインを変えて、他のチームの時も定期的にサインは変えるようにして。いつか借りは返したいなと思いながら今日、やっぱ男なら借りは返さないといけないんで。よく決めてくれましたね。（スクイズ成功の伏見、水野は）緊張してたって言ってたけど、まだ慣れんのかいっていう」と、大きくうなずいた。
この日は新庄監督の母校・西日本短大付が夏の甲子園で32年ぶり夏2勝を挙げた。「今日、申し訳ないけど練習より西短の試合を見て。ファイターズのバッティング練習をしっかり見ながら。同時に」と明かすなど快進撃を続ける母校を気にかけており、「レベル高いっす。動きとかスイングとか見てても、相手ピッチャーの球を見たら、これなら打ちそうだなっていう。やっぱり西村監督はしっかり指導したスイングもしてるし、走塁もしてるし。福岡代表として気を緩めないという采配はしてましたね。今のレベルなら決勝まで行ける実力があると思う」と、同期の西村慎太郎監督から刺激を受けている様子だった。
16日からは敵地でオリックスとの3連戦が待つ。西日本短大付は17日に京都国際との3回戦を戦う予定だけに、「ちょうど僕も大阪なんで。でも、デーゲームでしょ。ちょっと行きたいとは思ってますけどね」と現地観戦の可能性について言及した。