◇パ・リーグ オリックス1―6楽天（2024年8月14日 京セラD）
オリックスは開幕から104試合目にして自力でのCS進出の可能性がなくなった。昨季までリーグ3連覇した王者の面影はない。投打に精彩を欠いて楽天に2連敗。今季ワーストタイの借金11で3位・ロッテとは11ゲーム差まで開き、中嶋監督の口調にも力がなかった。
「調子が上がってきているなと思って出している選手もいるんですけど、結果が全て。誰かが良かったら、それが上がってくるまで待てるんですけど、全体で悪いってなった時に、打開策がなかなか難しい」
京セラドームで過去7戦5勝無敗だったエスピノーザが来日ワースト6失点で6回2/3KO。打線も初回に紅林の中犠飛で挙げた1点にとどまり「犠飛が悪いわけじゃないけど、適時打というのが必要になってくるのかなと」と勢いが出ない現状を嘆いた。
21、22年は激しい優勝争いを勝ち抜き、昨季は独走したシーズン終盤。39試合を残して首位・ソフトバンクには22差も離され、4連覇どころかCS出場も非常に厳しくなった。 （山添 晴治）