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広島、鉄壁ブルペンだ 劇勝呼んだ左腕3人無失点リレー 2番手・黒原「逆転を信じて投球していた」

スポニチアネックス 2024年8月15日 5時48分

 ◇セ・リーグ 広島4―3DeNA(2024年8月14日 マツダ)

 広島の救援陣は、盤石だ。6回から左腕3人の無失点リレーで劇的勝利を呼び込んだ。

 まずは1―3の6回から2番手で黒原がマウンドへ。1死から京田に右前打を打たれたが、続く林を遊ゴロ、ジャクソンを見逃し三振に仕留めた。7回もマウンドに向かい、1回2/3を無失点。11日の阪神戦に続くイニングまたぎで、役割を果たした。

 「イニングまたぎも想定していた。リリーフみんなで0点でつないで、負けているときも逆転を信じて投球していた」

 4月に先発から中継ぎに転向し、ここまで34試合に登板して防御率1・63。守護神・栗林とは試合前練習のキャッチボールを行うなど、ブルペンの先輩から準備の大切さを学んでおり、どんな試合展開でも「あまり投げすぎないよう工夫している」。ブルペン投球は10球前後で収まるようルーティンを確立し、結果につなげている。

 7回2死一塁で黒原からバトンを受けた3番手・森浦も仕事を果たした。難敵オースティンを左飛に仕留めると、8回も3者凡退に抑えて流れをたぐり寄せ、「テンポ良く投げられたので良かった」とうなずいた。

 そして9回は塹江。2死一、三塁を招いたものの、最後は佐野を151キロ直球で空振り三振に斬り、直後のサヨナラで2勝目を手にし、「褒められた投球ではないが、何とか粘れてチームの勝ちにつながって良かった」と振り返った。

 12球団トップの救援防御率1・95が示すように、先発陣、打線に加え鉄壁ブルペン陣も新井カープの原動力。指揮官も「彼ら(救援陣)が点を与えなかったので、最後こういう結果になった」と奮闘に最敬礼だった。(長谷川 凡記)

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