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【甲子園】岡山学芸館 5年ぶり3回戦進出!背番11・丹羽が完封&適時打「最高の舞台で最高の気持ち」

スポニチアネックス 2024年8月15日 13時12分

 ◇第106回全国高校野球選手権大会第9日・2回戦 岡山学芸館 2―0 掛川西(2024年8月15日 甲子園)

 岡山学芸館(岡山)は2―0で掛川西(静岡)に勝利し、5年ぶりの3回戦進出を果たした。背番号11の右腕・丹羽知則(3年)が投打で活躍、6安打完封して適時も放った。

 5年ぶり3回目出場の岡山学芸館は、2回1死から小田裕貴(3年)の右翼線二塁打と佐藤滉起(2年)の三塁強襲安打1で一、三塁とし、田井和寿(3年)の遊ゴロの間に3走・小田が生還して先制。7回1死からは佐藤が左越え三塁打し、2死後に丹羽が左前適時打して加点した。

 投げては、背番号11の右腕・丹羽が130キロ台中盤の直球、スライダー、チャンジアップを低めに集め、凡打の山を築いた。初回は、連打で1死一、二塁としたが、見逃し三振、三ゴロでピンチを脱した。6回も連打で1死一、二塁とされたが、持ち味の制球力で空振り三振、二ゴロに打ち取り、リードを守り切った。

 丹羽の5学年上の兄・淳平さんは、同校が前回出場した19年夏の背番号3で、先発登板した広島商(広島)との2回戦では打球直撃で顔面を骨折。今年度から完全移行された低反発バット導入のきっかけになった。淳平さんはこの日、スタンドから声援を送った。

 丹羽は、試合後、満面の笑みでお立ち台に上がり、「最高の舞台で最高の気持ちです。初戦で好投した沖田投手に最高の形でつなごうと思っていました。最後までゼロを並べることができるとは。配球は保守の佐藤のおかげ、バックの声も心強かった」とチームメートに感謝した。適時打については「上からつぶそうという意識で打席に入りました」と話し、「岡山学芸館の野球が2試合できている。これからも貫いていきたい」と表情を引き締めていた。

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