元広島の佐々岡真司氏(56)と西山秀二氏(57)がBSジャパネクストの野球トークバラエティー「ダグアウト!!!」に出演。連続試合フルイニング出場の世界記録を持つ金本知憲氏“鉄人伝説”のはじまりを振り返った。
「秋季練習でケガしても春までに治るから追い込め」というほど過酷な練習が課される広島で、2人が口をそろえて練習の鬼No.1に挙げたのが金本知憲氏だった。
1492試合連続試合フルイニング出場でギネス世界記録認定された鉄人。阪神時代の2004年7月の巨人戦では左手首を骨折しながら右手だけで2安打した伝説を持つ。
佐々岡氏は「痛いと言ったらレギュラーを取られる」と金本氏が入団当時の広島の厳しさを振り返った。
西山氏は「(金本氏が)最初に1軍に上がって地方遠征に同行したその日練習で足をケガした。そのまま登録もされずに2軍に戻された。それから彼は2度と痛いかゆいを誰にも言わなかった」と、最初のチャンスを失った悔しさが金本氏を鉄人に育てたことを明かした。