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「憧れのチーム」鹿島の新加入FW田川が決意表明「優勝するために…全部出し切っていきたい」

スポニチアネックス 2024年8月15日 17時3分

 鹿島に今夏加入したFW田川亨介(25)が15日に取材対応し、新天地での抱負を語った。

 「アグレッシブに戦うことは、海外に行ってより学んだ。チームのために、きつい時間帯でも発揮できるようにやっていけたらいい。優勝するためにスタメン以外で出ている選手が、途中から出て勢いを出すことは絶対に必要。残り10試合少しですけれど、全部出し切っていきたい」

 日本代表経験を持つ左利きのストライカー。22年1月にFC東京から海を渡り、ポルトガル1部サンタクララ、スコットランド1部ハーツでプレーした。海外で過ごした約2年半の期間は「コミュニケーションだったり、細かいところの伝える力というのは足りなかった」と順風満帆とはいかなかった。1トップで起用されることが多く、「ポストプレーが多かったので、自分のストロングを出すのは難しかった」と振り返る。

 持ち味はスピードを生かした背後への動き出し。「熱意あるオファーをいただいた」という鹿島移籍を決断した理由には、「サッカーを見ていて(自分に)合うと思った。一番の決め手はそこ」と、スタイルが合致したことを強調した。「裏に抜けることはいつも(ポポヴィッチ)監督から言われているし、自分もそういうサッカーをやりたくて来た。そこはどんどん出していきたい」と言葉に力を込めた。

 この日の戦術練習では部分的に主力組の右MFでプレー。合流から1週間足らずで、早くもチームに溶け込んでいる様子だった。次戦17日のホーム浦和戦でメンバー入りする可能性があり、Jのピッチに立てば21年10月以来約2年8カ月ぶりとなる。「(鹿島は)常に勝っているという昔からのイメージがある。僕自身も憧れのチームだったので、そこに入れたのは凄く誇り」。常勝軍団に8年ぶりのJ1優勝をもたらすべく、背番号11が新しい風を吹き込む。

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