作家の岩井志麻子氏（59）が15日、TOKYO MX「5時に夢中！」（月～金曜後5・00）に生出演し、年齢設定に驚いた超人気アニメキャラクターを告白した。
パリ五輪閉会式で、ワイヤーアクションを駆使した米俳優トム・クルーズ（66）の話題にかけ、トムへの憧れを持つ中高年が増えているとの記事を紹介。出演者たちが年上で憧れる人物についてトークを繰り広げた。
岩井氏は「逆に“えっ？上と思っていたら下だった”というのに衝撃を受けることが多いのが、打ち合わせの時に調べてびっくりしたんですけど…」と前置き。「『サザエさん』の波平さんが54歳という設定でね。これもなかなか、“え～！？そうだったの？”って」と話した。風貌からはとてもそんな年齢に見えないほどの波平の老けぶりは、たびたびSNSでも話題にされる。
しかし岩井氏には、波平よりも年齢に驚いたキャラクターがいるという。「それよりも衝撃を受けたのが、『あしたのジョー』の丹下段平さんが、45歳の設定なんだって」。昭和を代表するボクシング漫画で、アニメ化もされた「あしたのジョー」で、丹下は主人公の矢吹丈のパンチに惚れ込み、二人三脚で頂点を目指すトレーナー役。黒い眼帯に腹巻き、つえをついた姿が特徴的な、インパクトの強い人物として知られる。そんな丹下のまさかの年齢設定に、新潮社出版部執行役員の中瀬ゆかり氏は「え～！うそやろ！？」と驚きの声を上げた。
岩井氏はここから、丹下に対する自分の思いを、妄想をまじえて明かした。「波平さんって私、そんなに毎日、思い浮かべたりしないけど、“志麻子、ピーンチ！”の時には丹下段平が必ず出て来て、“志麻子、立つんだ！立つんだ！脇をえぐり込むように打つべし！打つべし！”って、応援してくれてたの」。そんな丹下が自分よりひと回り以上も下の年齢だと知り、「え？めちゃくちゃ年下だった？それに衝撃を受けて、何とも言えない気持ちになってるんですよ。灰になりそう。燃え尽きました」と驚きつつ、笑わせていた。