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レスリング金メダル・文田健一郎 メダル争った最大のライバルに感謝「僕を目覚めさせてくれた」

スポニチアネックス 2024年8月15日 21時9分

 パリ五輪・男子グレコローマンスタイル60キロ級金メダリストの文田健一郎(28=ミキハウス)が15日放送のTOKYO FM「Skyrocket Company」(月~木曜後5・00)にゲスト出演。パリ五輪の準決勝で対戦したジョラマン・シャルシェンベコフ(キルギス)に感謝する場面があった。

 文田とシャルシェンベコフは昨年の世界選手権決勝でも対戦。この時はシャルシェンベコフに軍配が上がった。文田は当時を回想し、「今の主流の戦い方としては守って守って点数が動かない戦い方をするのがセオリーというか、どこか流行みたいな」と説明。続けて「その選手(シャルシェンベコフ)は僕との試合が始まった瞬間からリスクを背負って投げに来て。僕も投げられて。それでちょっと目が覚めた。これがグレコローマンだろと言われたような気がした」と、ライバルとの激闘が戦い方を見直すきっかけになったことを明かした。

 「五輪終わってから少し話したんですけど僕があの(守る)スタイルだったのが嫌だったって。“文田が投げなくなったのは嫌だった”と言われて。お前はこうだっただろという気持ちで当たってきたんだと思います」とシャルシェンベコフに感謝。

 パリ五輪の準決勝後はマットの上でしばらく話し込む様子が見られたが、「去年の世界選手権の決勝で僕を目覚めさせてくれたという感謝を伝えたくて。試合が終わった後に“明日は2人で勝って、これが本当の決勝だったと言われるようにしよう”と(伝えた)。彼も“明日は2人で勝とう”と言ってくれた」と明かした。

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