◇パ・リーグ ソフトバンク9ー2西武(2024年8月15日 ベルーナD)
ソフトバンクは山川穂高内野手(32)が2打席連続弾を含む7年ぶりの1日3発の大活躍など9得点で快勝した。
優勝マジック「29」で迎えたこの試合。いきなり主砲のバットが火を吹いた。0―0の初回2死一塁で4番・山川は元チームメートで初対戦となった先発の与座が投じた初球の高めの直球を打った瞬間に確信。左翼席に叩き込む今季24号2ランで先制した。
2―1の3回無死一塁で3番・柳町達外野手(27)の3号2ランでリードを3点に広げた。4―2の5回に再び4番の一発が飛び出した。1死二塁で山川が西武2番手上田が投じた初球の直球を打ち返すと、左翼席に打球を運ぶこの試合2発目となる25号2ランでリードを4点に広げた。
6―2の7回にも1死三塁のチャンスで柳町のエンタイトル二塁打で加点すると、トドメを刺したのは山川だ。1死二塁のチャンスでボールカウント2―2から西武4番手ヤンが投じた5球目のスライダーを打ち返すと打球は高々と舞い上がった。
左翼席に叩き込むこの試合3発目となる2打席連続の26号2ランとなった。山川の1日3発は17年8月2日のオリックス戦以来7年ぶりとなった。
投げては先発の石川が3回53球を投げて、1被本塁打を含む6安打2失点で降板。その後は大山、杉山、ヘルナンデス、藤井と継投策。9回は津森が試合を締めて、優勝マジックを1つ減らして「28」となった。
▼石川 打たれたボールは全部甘かったと思います。甘いボールを打たれるまでの過程と、その状況にしてしまった自分の力不足です。