ロッテの小川龍成内野手(26)が7月度スカパー!サヨナラ賞を初受賞した。小川は7月30日の西武戦(ZOZOマリン)で6―6の9回2死満塁の場面でセーフティーバントを決めて内野安打とし、開幕から西武戦12連勝となる勝利を決めた。
プロ4年目の今季はすでにキャリアハイとなる91試合に出場して打率・263の数字を残し、得点圏打率は・367と勝負強さも発揮している。受賞会見での主な一問一答は以下の通り。
―初受賞の感想
「はい。こういった賞をいただけて凄くうれしいです」
―改めてサヨナラの場面を振り返って
「場面がツーアウト満塁だったので、自分の持ち味をしっかり出していこうということで、サードの守備位置見て、セーフティーで勝負できるなって思ったので、何とか1点取って勝ちたいなっていう気持ちがあったので、結果として凄く良かったと思います」
―セーフティーバントでサヨナラは珍しい
「どの場面でも自分のやるべきことは変わらないなっていうのは意識してるので、ああいった場面でも冷静に自分のできることをしっかり考えて、それをしっかり結果として出せたのは凄く良かったと思います」
―試合を決める一打というのは
「もちろん僕が打って点取れば勝ちっていう場面だったんで、そういう気持ちもあったんですけど、そういう気持ちが強すぎると力みにつながると思ったので、自分のできることだけをやろうっていうふうにに打席に立ちました」
―今季は飛躍の年になっている
「本当に3年間、全然、結果が出なかったので、今年は本当に覚悟を持って臨んだシーズンだったので、そういったところで自分の役割だったり、持ち味っていうのも見つけられましたし、そういうのが結果として試合に出てるので、それは凄くいいかなと思います」
―今後に向けて
「本当に1試合1試合、集中して、ファンの皆様に勝ちを届けられるように頑張っていきたいなと思います」
―ずっと何年もコツコツとバント練習してきた
「本当にバンドの方は凄く自信がないところだったので、そこは1年目から毎日毎日、上手くなるように練習してましたし、それがこういった大事な場面でいい形として結果に出たのはすごく自信にもなりましたし、毎日やっていて良かったなって思います」
―2死満塁、本塁は封殺プレーだが、三塁走者との意思疎通は
「そうですね。もちろんホームに投げてアウトっていう場面だったので、そこも少し頭には入れてたんですけど、何回かシーズン中もツーアウト三塁だったり、満塁の場面でもセーフィティーをやってた場面があったと思うので、そこは大塚コーチが多分、三塁ランナーの方に言って下さったので、大塚コーチだったり三塁ランナーの方を見ながら、僕の場面だったらセーフィティーあるんじゃないかっていう話はしてそうだなっていうのは思ったので、そこは思い切って。はい、やりました」
―以心伝心?
「そうです。はい」
―試合後に話は
「そうですね。(走者が)トシさん(佐藤)だったんですけど、大塚コーチに、もしかしたらセーフィティーするぞっていうのを言われてたからっていうのは言われたんで。そこは自分も思ってる通り話して下さったので良かったかなと思います」