Infoseek 楽天

【甲子園】東海大相模・原俊介監督「広陵さんに勝てたことを大きな自信にしたい」9年ぶり全国制覇に前進

スポニチアネックス 2024年8月16日 10時37分

 ◇第106回全国高校野球選手権大会第10日・3回戦 東海大相模 8―1 広陵(2024年8月16日 甲子園)

 東海大相模(神奈川)が8―1で広陵(広島)に勝利し、8強一番乗りを果たした。両校合わせて甲子園優勝8度の好カードを制し、全国制覇した2015年以来9年ぶりに準々決勝に駒を進めた。

 1点を追う3回1死満塁から中村龍之介(2年)の中前2点適時打で逆転。5回1死満塁からは、才田和空(3年)が右前適時打、さらに1死二、三塁から中村が中前2点適時打して3点を追加した。6回1死二塁からは和田勇騎(2年)、日賀琉斗(2年)、藤田琉生(3年)の3連続二塁打で3点を加えた。

 投げては、身長1メートル98のプロ注目左腕・藤田琉生(3年)が140キロ台後半の直球にナックルカーブを織り交ぜる投球で6回を投げて2安打1失点。代わった右腕・高橋侑雅(3年)も走者を許しながらも粘り強い投球を見せて無失点に抑えた。

 母校を率いて甲子園2勝目を挙げた元巨人の原俊介監督は試合後、「広島県の代表校であり、常連校の広陵さんに勝てたことを大きな自信にしたい」と言い、「先発の山口君は球速も切れもあり、少し制球が乱れたところで、点数取られた後の回に点を取れたのが大きい。また、エースの高尾君から点を取るのは難しいと思いましたが、よくつないで点数が取れた」と話した。

 そして、山口投手の攻略について「広島大会では、チェンジアップのボールぎみの球が多かったので、その見極めということでスタートした」と明かし、高尾投手対策については「追い込まれると素晴らしい制球で難しいので、序盤の甘い球を捉えようという支持を出しました。それが功を奏して安打を打てました」と振り返った。藤田の投球には「3回までは悪いところが出て不安定だったんですが、4回からはいい感じに戻ってきて、しっかり試合をつくってくれた」と話し、ナックルカーブについて「もともと中学生時代から投げている球種なので、本人が慣れている球。大舞台でその球をいかせている」と評価した。

 次戦に向けては、「きょうも関東地方が台風の中、たくさんの応援をいただき本当に力になりました。次の戦いもしっかりと焦らす気負わずやっていきたいと思います」と表情を引き締めていた。

この記事の関連ニュース