Infoseek 楽天

車いすテニス代表・小田凱人「オリンピックを超える衝撃を与えたい」パラリンピック28日開幕

スポニチアネックス 2024年8月16日 16時49分

 パリ・パラリンピック(28日開幕)に出場する車いすテニス男子日本代表が16日、オンラインで会見を開いた。初出場となる世界ランキング2位の小田凱人(18=東海理化)は「ワクワクしています。オリンピックを超える衝撃を与えたい。パラリンピックはオリンピックに比べてまだ全然知名度が低い。そこを変えるために僕は病気になったと思う」と決意を語った。

 パリ五輪はテレビ観戦し「メジャーじゃない競技も一気に知名度が上がる。夢のある大会」と実感。印象に残った競技にスケートボードを挙げ「車いすがスケボーみたいになってほしい。今は脚の悪い人の乗り物だけど、脚が悪くない人でも車いすに乗ってテニスはできる。車いすを、そういう乗り物にしたい」と野望を口にした。

 今季は1月の全豪、パラと同会場で開催された6月の全仏を制覇。7月のウィンブルドンは準決勝で敗れたが、パラも優勝候補の筆頭だ。

 今季はパラとの日程の関係で全米の車いすの部は開催されないが、パラで優勝すればキャリアでパラか五輪と、全4大大会を制する“生涯グランドスラム”にも王手がかかる。「ただ勝つだけではなく面白い試合をしたい」。パラ界きっての千両役者は魅せて勝つことを使命に花の都のコートに立つ。

この記事の関連ニュース