Infoseek 楽天

【ボクシング】三代大訓が6回TKO勝ち初防衛 「強い選手を蹴散らしていきたい」地域タイトル統一へ意欲

スポニチアネックス 2024年8月16日 22時8分

 ◇プロボクシング日本ライト級タイトルマッチ10回戦 三代大訓<TKO6回31秒>宮本知彰(2024年8月16日 後楽園ホール)

 日本ライト級王者・三代大訓(29=横浜光)が同級11位・宮本知彰(30=一力)を6回TKOで下し初防衛に成功した。

 序盤から得意の左ジャブで主導権を握ると、5回にはカウンターの右ストレートでダウンを演出。この回途中で右目上を負傷した宮本に、6回には強烈な右を見舞いレフェリーが試合を止めた。

 「正直動きが硬すぎて内容はあまり良くなかったが、強い気持ちの宮本選手相手にTKOで終われたのはうれしかった」と安堵(あんど)し、21年12月以来のTKO勝利を喜んだ。

 それでも「自分の甘さが出た試合」と試合後は反省の弁が口をついた。「ジャブが当たっているからいいや」と考えがあった自身に対し、キャリア8年目で初のタイトル挑戦の宮本からは「絶対に食ってやる、という強い気持ちを感じた。もらっていてもおかしくない左もあったし、自分はまだまだ」。初防衛に成功もメンタル面も未熟さを痛感した。

 それでも「次こそ統一戦をやりたい」と次戦での東洋太平洋とWBOアジア・パシフィックの地域タイトル挑戦を改めて明言した。「できるのなら宇津木とやりたい」と東洋太平洋同級王者の宇津木秀(29=ワタナベ)を指名。次戦は12月ごろを想定し「強いと言われている選手を蹴散らしていきたい」と強気に宣言した。

この記事の関連ニュース