偉大なOBからパワーをもらいベスト8進出だ。第106回全国高校野球選手権大会の大会本部は16日、日本ハムの新庄剛志監督（52）がきょう17日に甲子園に来場すると発表。第2試合（午前10時35分予定）に登場する母校・西日本短大付（福岡）と京都国際の3回戦を観戦する。
西日本短大付ナインはこの日、兵庫県西宮市内のグラウンドで調整した。新庄監督と同級生だった西村慎太郎監督は「夢のよう」と感激し、「僕は新庄のエネルギーを吸い取ろうと思います」と笑みを浮かべた。3年夏の89年は福岡大会決勝で惜しくも敗れた。長い月日を経て聖地で同じ空気を共有できることになり「うれしさどころじゃない。だからこそ負けたくない」と熱い思いがあふれた。
選手たちにはこの日の朝に伝えられ「おー！」と盛り上がったという。エースの村上太一（3年）は「明日は勝利を見せたいし、一生懸命なプレーを見せたい」と、全国制覇した92年夏以来となる8強入りへ意気込んだ。 （杉浦 友樹）
▼日本ハム・新庄監督 必勝（ハチマキ）着けて“わー”言うて。僕のオーラが光っているからグラウンドから見てもらえれば。