Infoseek 楽天

【甲子園】西日本短大付・西村監督「50歳過ぎてこんな最高の時間はなかった。新庄に感謝。信じられない」

スポニチアネックス 2024年8月17日 13時51分

 ◇第106回全国高校野球選手権大会第11日3回戦 西日本短大付0―4京都国際(2024年8月17日 甲子園)

 日本ハムの新庄剛志監督(52)が17日、甲子園を訪れ、母校の西日本短大付(福岡)と京都国際の試合を観戦した。白いTシャツに黒いサングラス姿で現れた新庄監督は、選手に向けて手を振る場面もあり、それに気づいた数人の選手も新庄監督に手を振る場面も見られた。

 しかし、試合は京都国際のエース左腕中崎の前に毎回の14三振を奪われるなど7安打を放ちながら無得点に抑えられ、0―4で敗戦。全国制覇した1992年夏以来の8強入りはならなかった。

 高校時代に新庄監督とチームメートだった西村慎太郎監督の試合後の一問一答は以下の通り。

 ――OBの新庄監督が応援に駆けつけた。

 「いやー、新庄には感謝しかありません。新庄だけじゃないんですが、これだけ応援をいただいた。力の差を感じましたが、恩返しができるように帰って、精一杯頑張ります」

 ――新庄監督にどういう思いをみせた。

 「私も含めて必死に頑張っている姿を少しは見せられたのかなと思っています。直接彼と話はしていないのですが、マネジャーを通じて来てくれる。これだけ忙しい中、彼が来てもらうこと、彼が来ることで学校を含めて地域の方、いろいろな意味で後押しをしてもらったな。その感謝しかありません」

 ――7回裏まで見ていた。

 「おお、そーなんですか?試合前に選手が“新庄さん、来ていますよ”ニコニコと指を差していたので、“どこなの?”と見たけど、なかなか遠くてよく分からなかったんですが、それだけでも、本当にいい時間を過ごさせてもらったな」

 ――高校時代にともに目指して、出場できなかった甲子園。

 「個人的にこういう場で言うのはどうかと思うんですが。50歳を過ぎてこんな最高の時間はなかった。新庄に感謝です。彼に試合を見てもらうもの信じられないし、一緒に試合を彼とできていたらなあ、という思いで、試合を見ていました」

 ――新庄監督は7回裏まで甲子園で観戦。

 「想像を絶するんですよね。この時間をつくってくれたこと、足を運んでくれこと、いろいろな意味で感無量、どう恩返ししていけばいいのか分からない。感謝では語り尽くせない気持ちです。僕も学生の時、彼のお陰でやる気になって、新庄の一言で打てないバッターが“西村、あのバッティング良かったぞ”と言われるだけで、その気になって頑張っていましたから。新庄みたいなOBがいるのはウチの財産。新庄に続くような選手が出てくれれば、非常にありがたい」

この記事の関連ニュース