◇セ・リーグ 巨人―DeNA（2024年8月17日 横浜）
巨人の5年目左腕・井上温大投手（23）が17日のDeNA戦（横浜）で今季10度目の先発登板。第1打席で自ら先制適時打を放ち、プロ初打点をマークした。
0―0で迎えた2回だった。1死から6番・坂本が四球で出塁。2死後、8番・浅野が左翼線二塁打を放って二、三塁とチャンスが広がった。
ここで第1打席に入った井上は相手先発右腕・石田裕がカウント1―1から投じた3球目、真ん中やや内寄りの直球を弾き返した。
打球は痛烈なピッチャー返しとなり、石田裕の両足の間を抜けた。遊撃の林がバックアップするも間に合わず、内野安打に。
その間に先制のホームインを果たした三走・坂本は優しい笑顔を浮かべながら一塁ベース上の井上に向かってうれしそうに拍手。本塁近くにしばらくたたずみ、目尻が下がりっぱなしとなった。ベンチのチームメートたちも総立ちで大喜びだった。
井上はプロ5年目。通算30試合34打席目での初打点となる。