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【甲子園】大社・石飛監督「私は信じるだけでした」号泣インタにネット感動「泣ける」「愛情伝わる」

スポニチアネックス 2024年8月17日 21時4分

 ◇第106回全国高校野球選手権 大社3―2早稲田実(2024年8月17日 甲子園)

 大社が延長11回タイブレークの末、3―2で早稲田実にサヨナラ勝ちし、93年ぶりの準々決勝進出を果たした。

 1―1の7回、早稲田実の先頭打者が放った打球を中堅・藤原がまさかの後逸。一気に勝ち越しの生還を許してしまった。それでもこの回をエース左腕・馬庭が次の打者から3人で仕留めると、延長11回タイブレークでは馬庭がサヨナラ打。藤原が一番に抱きついて感謝した。

 馬庭の決勝打の前には今大会初出場の代打・安松がバントを決めてチャンスを広げた。試合後のテレビインタビューで石飛文太監督はこの場面を振り返り、「もちろん初出場なのは分かっていました。ただ、あの場面で選手たちに聞きました。“ここでバント決められる自信があるものは手をあげろ”と。すると安松が手を挙げて”サード側に決めてきます”と」と話したところで声を詰まらせ、「私は信じるだけでした」と絞り出した。

 インタビュアーも声を震わせながら「そのバントを見てどうでしたか」と聞くと、指揮官は溢れるものをこらえるかのように数秒間沈黙し、「泣けてきましたね」と話して手で顔を覆った。

 X(旧ツイッター)では「大社の監督」がトレンド入り。「こんな泣ける監督インタビューないね」「選手やチームに対する深い愛情と誠実な姿勢が伝わってきますよね」「期待に応えた最高のバントで、これは泣くしかないわ」「監督につられて泣きそうだった」などのコメントが相次いだ。

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