◇セ・リーグ ヤクルト6―2広島（2024年8月17日 神宮）
ヤクルトの先発・高橋が、雪辱の好投だ。7回94球を投げて4安打2失点。威力満点の直球、変化球ともに課題の制球を改善して無四球の投球に「いろんな人に支えられた、すごく価値ある1勝。力も気持ちも全力で出した」と笑顔で振り返った。
過去2試合連続で7失点KO。「普通なら絶対に2軍。ラストチャンスの気持ちで」と背水のマウンドに上がった。
3回1死からは中村奨、野間を直球で連続三振。4回1死で末包に一発を浴びたが、リズムを崩すことなく腕を振り続けた。
高津監督からは「何がダメなのか自分で考えないといつまでたっても成長しないぞ」と“説教”をされだという。伊藤投手コーチとは右肩が開かないようフォームを修正。ベテラン・石川にもアドバイスをもらい「何かを変えよう」と一緒にランニングで汗を流した。
今季4勝目を手にした左腕に「ナイスピッチングやったね。無四球？分かんないねえ。野球は難しいってことを勉強させてもらってます」と高津監督。「やっぱり今日ぐらいのピッチングができるわけなので」と称えた。
チームは単独最下位を脱出し、再び中日と5位で並んだ。