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カブス・誠也 20代最後の日に「凄くうれしい」 メジャー3年目で初サヨナラ打

スポニチアネックス 2024年8月18日 1時30分

 ◇インターリーグ カブス6-5ブルージェイズ(2024年8月16日 シカゴ)

 カブスの鈴木誠也外野手(29)が16日(日本時間17日)、ブルージェイズ戦の延長10回に左前にメジャー初のサヨナラ打を放ち、連敗を3で止めた。日本選手では12人目、29本目の劇打。チームは借金3の地区4位と、低迷からなかなか抜け出せないが、最後まで全力プレーを続ける。

 感情を爆発させた。鈴木の3年目でメジャー初のサヨナラ打は左前へ。一、二塁間でヘルメットを真上へ放り投げると、仲間たちが押し寄せもみくちゃに。本拠地の所在地「WRIGLEYVILLE(リグリービル)」という文字が胸に刺しゅうされた「シティー・コネクト」ユニホームをはぎ取られ、水色のアンダーシャツ姿で破顔一笑した。

 「最後まで残ってくれたファンの方に最高の勝利を届けられた。メジャーに来て初めてのサヨナラヒットだったので凄くうれしい」

 元中日のY・ロドリゲスに対し、3回と5回は見逃し三振。無安打のまま迎えた同点の延長10回無死一、二塁の5打席目。カウント2―2から右腕グリーンの浮いたスライダーを豪快に引っ張った。「振れる球は振らないといけないなと思った」。連敗を3で止めた殊勲打。ヒーローインタビュー中にはクーラーボックスの氷水をかけられ「心臓が止まりそう。気持ちいい」と笑顔がはじけた。

 地区4位だが、ポストシーズン進出圏内までは4・5ゲーム差。日本時間の18日は30歳の誕生日を迎える鈴木は「負けられない試合ばかり。必死に一戦一戦頑張っている。これからも勝ち続けたい」と力を込めた。

 ≪日本選手は今季2度目≫日本選手のメジャーでのサヨナラ打は今季2度目で、ドジャースの大谷が5月19日のレッズ戦の延長10回に右前打を放って以来。サヨナラ打を放った日本選手は通算で12人目、29本目。最多は松井秀喜(ヤンキースなど)の6本。鈴木は広島時代に計8度のサヨナラ打を記録し、内訳は5本塁打、2安打、1押し出し。

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