◇セ・リーグ 阪神5ー5中日(2024年8月17日 バンテリンD)
阪神の梅野は打撃で好機を演出した。7月21日の広島戦以来、2度目の猛打賞を記録しても「また明日頑張ります」と言葉少な。捕手として9回に2点差を追いつかれて勝ちきれなかった引き分けに悔しさをにじませた。
2回無死一塁ではメヒアの外角ナックルカーブに反応し、右前打で走者を進めた。7回には藤嶋の直球をはじき返して中前打。延長戦に突入した10回先頭では難敵のマルティネスとの今季初対戦で145キロスプリットを右前打し、1死一、三塁まで攻め込んだ。
12回に及んだ4時間45分のフル出場は、計8投手と組んで10四死球を与える苦心のリード。坂本が2軍調整中の状況で昨季開幕直後以来の6試合連続先発マスクだった。