◇スペイン1部開幕節 Rソシエダード1―2ラージョ・バジェカーノ（2024年8月18日）
スペイン1部レアル・ソシエダードの日本代表MF久保建英（23）が18日、本拠で行われたラージョ・バジェカーノとの開幕戦にスタメン出場するも得点のないまま後半23分に途中交代。3シーズン連続の開幕弾とはならず。試合も1―2で敗れ黒星発進となった。
久保はRソシエダードで3年目となる今季も開幕戦でスタメン出場。過去2シーズンとも開幕戦で得点を決めており、3年連続の開幕弾なるか注目が集まった。
チームは今夏スペイン代表で欧州選手権優勝に貢献したDFルノルマンがAマドリードに移籍。その一方でDFハビロペス、DFセルヒオゴメス、MFスチッチの3選手を獲得。だが開幕戦ではアーセナル移籍が浮上している主力のMFメリーノもベンチ外となってしまった。
4―3―3の前線右ウイングとして起用された久保は前半25分、カウンターから右サイドをドリブルで突破。そのまま中央へカットインしペナルティーエリア手前で潰されるも、流れたボールを拾ったFWベッカーがシュートを放ち相手ゴールを脅かした。
後半9分には久保がボール奪取からDFラインの裏へ絶妙スルーパス。走り込んだFWベッカーがシュートを放つも枠を捉えることができなかった。さらに久保は同13分、右サイドからドリブルを仕掛けると足を引っかけられフリーキックを獲得。イエローカードを受けた相手MFエンバルバに“激怒”し詰め寄ると片手で突き飛ばされる場面があった。
すると同22分、FWデフルートスに強烈なシュートを浴び失点。直後に久保はMFバレネチェアと交代となり、無得点のままベンチに下がることになった。
反撃を狙うチームだったが同39分にも失点。パリ五輪でスペイン代表の金メダル獲得に貢献した途中出場FWカメージョに決められ、0―2。後半アディショナルタイムにDFスビメンディが1点を返すも本拠で黒星発進となってしまった。