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森永卓郎氏 自民党次期総裁を予測「私は99%、コバホーク、小林鷹之さん、財務官僚が来るんだろうなと」

スポニチアネックス 2024年8月19日 10時45分

 がん闘病中の経済アナリスト・森永卓郎氏(67)が19日、TBSラジオ「生島ヒロシのおはよう定食/一直線」(月~金曜前5・00)にゲスト出演。9月の自民党党総裁選について言及した。

 岸田文雄首相の不出馬表明後、10人程度が続々と出馬に意欲を示し、推薦人の争奪が繰り広げられている。総裁選は「9月12日告示―27日投開票」とする日程が有力。

 ポスト岸田として、「小石河」の石破氏、小泉進次郎元環境相(43)、河野太郎デジタル相(61)のほか、茂木敏充幹事長(68)、小林鷹之前経済安全保障担当相(49)、加藤勝信元官房長官(68)、高市早苗経済安全保障担当相(63)、上川陽子外相(71)、林芳正官房長官(63)、野田聖子元総務相(63)、斎藤健経済産業相(65)の名前が挙がっている。

 森永氏は「岸田総理自身は、自分が引くことで、自民党の裏金問題を中心とした政治改革に弾みをつけるんだっておっしゃっていて、多くのメディアが、それは建前で、自民党総裁選での勝ちというのがおぼつかなくなってきた。仮に勝てたとしても、その後の総選挙で勝てないからキングメーカーとしての地位を守るために事実上の辞任を決めたんだろうと書いているんですけれども、私は間違いではないと思うんですけど、本質ではないと思う。私は、岸田総理は財務省にクビにされたんだと思っている」と自身の考えを述べた。

 そう考える理由については、「財務省には絶対に言ってはいけない言葉が1つあって、それが“減税”。定額減税っていう言葉を使ったことが、私は財務省の逆鱗に触れて“もう岸田派やめさせよう”ということになったんだろうなと、私自身は考えています」と説明。「次の総裁は、財務省は絶対に減税、あるいは負担減と言わない人というのを推してくるんだろうなと思っています」と自身の見解を述べた。

 そして、「私は99%、コバホーク、小林鷹之さん、財務官僚が来るんだろうなと見ています。ご本人は財政緊縮派でもないし、積極財政派でもないニュートラルだっておっしゃってるんですけど、過去の発言を見ていくと、まさに財務省そのものの発言をされているので、たぶん財務省にとっては最適任だと思います」と“予測”。

 パーソナリティーの生島ヒロシが「われわれ庶民にとっては厳しいということになるんですか?」と聞くと、「いやもう地獄ですよ。ただでさえ五公五民までしているので、もっと負担増、増税路線というのが強化されて、庶民はボロボロになっちゃうと思いますね」と指摘。生島の「コバホークなんてニックネームもいいし、イメージも若々しくていいかなと思ったら、実はって感じですねえ」には、「国民はコバホークを打ち込まれるっていう感じですよ」と答えた。

 また、「小泉進次郎さんは、もしかすると減税とか国民負担減って言い出す可能性があるので、そこは財務省は嫌がるでしょうね。私は小渕優子さんが出てくる可能性があると思ったんですけど、ちょっとここまで来ると推薦人を集めるのは不可能なので、上川さんもちょっと無理かなという感じになっている」と分析していた。

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