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横浜FW植中、古巣・長崎戦を心待ち「ゴールを取ることが恩返し」

スポニチアネックス 2024年8月19日 12時36分

 横浜F・マリノスは19日、天皇杯4回戦・J2長崎戦(21日、トランスコスモススタジアム長崎)に向け、神奈川県横須賀市内のクラブ施設で全体練習を行い、冒頭15分を報道陣に公開した。FW植中朝日(22)にとって長崎はプロ1年目から3年間を過ごした古巣。練習後の取材に応じ、移籍後初の対戦で成長した姿を示すと誓った。

 植中は約1カ月前から対戦を待ち望んでいた。先月12日、4回戦以降の組み合わせ抽選をライブ映像で視聴。古巣との顔合わせを願い「来いって思ってたら、本当に来た」と思いが通じ、移籍後初の対戦が実現した。

 長崎には育成機関JFAアカデミー福島から20年に加入し、3年間を過ごした。プロとしての礎を築いたチームとの対戦を前に自然と熱が入る。

 「いい人ばかりで良くしてもらった。思い入れももちろんある。試合してみたかったし、いつもより力んじゃうかもしれないけど、そういう時こそ冷静にプレーしたい」

 JFAアカデミー福島の同期で現在もチームメートのDF加藤聖とはともに長崎でもプレーした。「聖から(のアシストで)ゴールを取ることが一番、成長した姿を見せられるし、恩返しになるのかな」と植中。同期コンビでの理想の展開をイメージしている。

 パリ五輪メンバーにも選出され、準々決勝スペイン戦にも出場。「Jリーグとは違った雰囲気を経験できた。スピード、技術で上回られ、今の自分じゃ勝てない」と感じた悔しさを糧にプレーしている。

 長崎のホームスタジアムは10月から新しくなるため、植中にとってはトランスコスモススタジアムでプレーする最後の試合となる可能性が高い。フランスで大舞台も経験した22歳が思い出の地でゴールを決め、古巣へ恩返しする。

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