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【甲子園】青森山田・関 初の4強に「歴史を塗り替え自分たちが主役になれた」センバツは準々決勝敗退

スポニチアネックス 2024年8月19日 13時48分

 ◇第106回全国高校野球選手権第12日・準々決勝 青森山田1-0滋賀学園(2024年8月19日 甲子園)

 青森山田が滋賀学園を下し、初の準決勝進出を決めた。

 

 先発した下山大昂(2年)が3回無失点。4回からマウンドに上がった背番号1・関浩一郎(3年)は毎回のように走者を出しながらも粘り、滋賀学園打線を無得点に抑えた。

 関は「(打者が)一巡したらと言われていたので」と4回からの継投も準備はできていたとし、0-0の7回2死二塁ではこの試合3安打していた相手1番・多胡を一邪飛に打ち取り「この試合の中であの場面が一番集中して投げていて、一番力の入れる場面だったので、本当にあそこは抑えないとこの試合は負けていたと思うので抑えられて良かったです」と胸を張った。

 味方打線が相手投手に抑えられた一方で、自身は毎回のように走者を背負ったが「自分の感覚的には苦しくなかったというか、こっちに来て甲子園という場で楽しく試合ができています」と語った。

 9回2死二塁では最後の打者・杉本をこん身の140キロ直球で遊ゴロに抑え、大きく吠え「チームの歴史を塗り替えるという所で、自分たちがその主役になれましたし、次は優勝というところを目指してやっていきたいです」とした。

 

 今春センバツは準々決勝で中央学院(千葉)に敗れ、無念のベスト8に終わった。「チームとしてベスト8止まりであの悔しさは全員が同じ思いで感じているので、この準々決勝は自分たちの中でしっかり準備できていたので、勝ちきれて良かったです」とし「自分の気持ちでは先発したいという思いはあったんですけど、ベスト8を狙っていたら自分が先発だったと思うが、チームとして優勝を狙っているので、今日はリリーフで準備していました」と優勝のために役割に徹したと振り返った。

 先発した下山も「初戦と同様にピンチもけっこうあったんですけど、粘り強く抑えられた。ベスト4はうれしいですけど、そこで喜んでしまったらいけない」と先を見据えた。

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