タレントの壇蜜（43）が、19日までに自身のブログを更新。現在の思いを記した。
「最近ふと“怖くなること”について考えるようになりました」という壇蜜。「怪談話は怖い。凄惨な事件事故も怖い」「日々の天気予報や世界情勢の報道を見ていても“怖いな”と感じるし、怖くなることはどんどん増えているような気にもなります」といい、「恐がりになったのか、怖いものが増えたのか…それとも同時に生じているのか」と、自身の心境と取り巻く環境について嘆いた。
そんな中で「いま思う、自分の中で一番怖くなること」として、「それは“年を重ねて感謝や謙虚の気持ちより先に、誰かのせいにしたり、みだりに権利ばかりを主張してしまう意地悪人間”に変身してしまうことです」と主張。「じゃあいまアナタは違うの？意地悪人間じゃないの？と聞かれたら違うと即答する自信はありませんが、これ以上にはなりたくない、的な答えでこの場はご勘弁」とした。
「いきなり変身するのではなく、じわじわとなっていくんじゃないかと想像するととても怖い」といい、「迷惑を掛けずに生きるのは難しい。どうにもならないことは、どうにもならない。しかし“皆だって迷惑かけてる”と開き直ってしまえばあっという間に意地悪感情に巣くわれてしまう」と指摘。
これらの思考にいたることについて「心身不調から入院、退院して1年経過したいま“揺らぎ”みたいな時間からくる心情に影響されているもあるかもしれません」と説明した。
そして「“他者を思えない乱暴な感情”に徐々に飲み込まれることを考え、モンスターのようになった己のせいで誰かが泣いて傷ついて…と展開していくイメージがどうしても濃厚に浮かんできてしまいます。耳無し法一話より震えますな」と吐露。
「大人になればなるほどストップや待てと言ってくれる人は減ります。いまのうちに、丁寧にペットや家事と日々向き合う、足るを知る、諦めたり手放したりする時はあると覚悟しその先を思案する…と、とりあえず3つ出来そうな予防策をあげてみました」とし、「再発、再入院、再治療…そして意地悪人間に変身すること。みんな想像すると泣きそうになるくらい怖いです。でも、ゆっくりでも曲がりなりであっても、生きていきたい」と決意を新たにした。
壇蜜は昨年、心身のバランスを崩し2度入院。2023年3月の放送で途中退出すると、4月から約3カ月休養。7月に一時復帰するも、8月から再び休養に入り、約4カ月間入院していた。