演歌歌手の伍代夏子(62)が、19日放送のテレビ朝日「徹子の部屋」(月~金曜後1・00)に出演。2年前に88歳だった母が、昨年には89歳だった父が、相次いで死去したことを語った。
コロナ禍での入院だったため、面会が制限され、2人の最期を看取ることができなかったという伍代。「明日から病院に入るっていう日は会えてるんですね。そのときが本当に最後の別れ」と振り返った。
「私も母も父も分かってましたから。多分そうなるんじゃないかって薄々はお互い思ってました」といい「母は、最後会った日は、あまりしゃべれなかったですけども“ありがとう”だけ。ありがとう、ありがとうって何回も言って、ずーっと見つめられました」と語った。
伍代は「また会えるからね。絶対会えるから、退院して帰ってきてね」と告げたが、母は「ありがとう」しか発さなかったそう。晩年は認知症を患っていた母。姉と父がつきっきりで介護をしていたが、母が旅立ち、父はふさぎ込んでしまったといい「外に出たがらなくなって。もうこもって。歩けるのに、寝たっきりになって。“歩かないと弱っちゃうよ”って言っても、“もう歩きたくない”って。なんかもう追いかけるように…でしたね」。
父との最期については「父が病院に入院するときも、その日に送り出しはできたんですけども、そのときも父はやっぱり“帰ってくるんだよ”って言っても、返事はしなかったですけど…。そういう、お別れはできました」と語った。