元競泳女子で00年シドニー五輪代表の萩原智子さん(44)が19日、文化放送「くにまる食堂」(月~木曜前11・00)にゲスト出演。アスリートならではの子供との向き合い方を語った。
萩原さんは小学4年の息子を持つ母。息子は「警察官になる」夢を叶えるため、柔道をしているという。始めたきっかけは「警察官になりたいんだったら剣道や柔道をやってみたら」という周囲のすすめ。
全身の筋力が必要な競技で、毎日の日課は「腹筋100回」。「お腹ぽよぽよだね~と皆の前で言う。お腹凄いからママもやろう」と息子に促され「私も毎日付き合ってやってます。懸垂ダメなんですけど、腹筋はやってます」と笑った。
肝心な腹筋の効果は「どうなんですかね~」と苦笑いも「ご飯食べたりお酒のんだりしてますからね」と本音を告白。「続けることに意義がありますからね」と強調した。
親子二代での五輪出場も夢みる。
「監督に“お前は優しすぎる。おとなしすぎる柔道だ”と言われている」が、言葉の意味を理解していない息子に対し「自分自身の自己ベストを更新したいという競技だったので、またちょっと違うのかな。どうしてあげたら良いかな」と悩むこともあるが、「本人が気づくまで何も言わない。自分が気づかないと分からないこと」と厳しい局面を幾度と経験してきた萩原さんならではの姿勢で息子と前に進んでいく姿勢を見せた。