◇第106回全国高校野球選手権第12日・準々決勝 智弁学園0-4京都国際(2024年8月19日 甲子園)
智弁学園(奈良)は京都国際に敗れ、3年ぶりの4強進出を逃した。
先発に抜擢された背番号18の1年生左腕・杉本真滉は3回途中まで3安打無失点と大舞台でも動じなかった。
春季大会こそ登板はあるものの奈良大会を通じ、今夏初の公式戦登板が甲子園の準々決勝。先発は前の試合、3回戦・小松大谷戦後すぐ言い渡されたそうで「驚きましたけど、先輩たちの思いもあるので、自分の力を全力で出すだけだと思って挑みました」と全力投球を心がけた。
前日は「眠れました」といい、いざマウンドにあがっても「そんな緊張っていうのはなかったんで、もう思いっきり行きましたね」と強心臓ぶりを発揮。立ち上がりは1死から中前打を許したが、次打者のライナー性の打球を二塁手・今井が好捕。2死一塁では捕手・山崎が二盗を刺し、守りで救われた。
3回1死一、二塁のピンチで2番手・浅井に後を託したが、甲子園のマウンドに立ち「もうすごくいい経験を先輩たちにさせてもらったので、今後、まだ2年あるので。それにつなげて、この悔しい思いを次につなげていきたいと思います」とさらなるレベルアップを誓った。
そして、「西村さんみたいなピッチャーに今後なっていきたいと思っています」と同校OB・西村王雅(東芝)の名前を挙げ、成長を約束した。