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萩原智子さん 「涙した」というパリ五輪での風景 日本勢メダル1個に言及「今の水泳界の実力なのかな」

スポニチアネックス 2024年8月19日 16時28分

 元競泳女子で00年シドニー五輪代表の萩原智子さん(44)が19日、文化放送「くにまる食堂」(月~木曜前11・00)にゲスト出演。五輪を終えた競泳界について語った。

 日本選手団歴代最多のメダルとなったパリ五輪。競泳競技は銀メダル1つという結果に「今の水泳界の実力なのかな」と本音も「よく取ってくれた。瀬戸大也選手という道しるべがいたからこそとれた銀メダル。凄く大きな収穫だと思う」と男子400メートル個人メドレーで銀メダルを獲得した松下知之を称えた。

 「日本がメダルを取った競技を見ていると、監督とか指導者が海外からの方が多いなという印象を受けた」と熱いまなざし。「水泳も海外の先生を召喚したり、どんどん海外に出て行くということをしていかないと遅れてしまうのではないか」と警鐘を鳴らし「海外の練習方法、メンタルとの向き合い方などを知っておくということが大事」と海外交流の需要性を説いた。

 元競泳選手として今回の結果は「悔しいし寂しいなって感じ」とまとめるも、この悔しさを胸に「変われるチャンスだと思っています」と期待を込めた。

 また、五輪開催中に問題となった選手への誹謗(ひぼう)中傷について「私も経験した」と言及。結果がつきまとう勝負の世界でも、「一緒に頑張った仲間で認め合う、称え合うというのは凄く大事」と萩原さん。

 競泳女子100メートルバタフライ準決勝のレース後、池江璃花子を他国選手がハグしたことを話題にあげ「涙した…。頑張った人を認めてあげるという。オリンピック、スポーツはこうあるべき。こうだからいいんだなと思いました」と胸を打たれていた。

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