◇第106回全国高校野球選手権第12日・準々決勝 神村学園8ー2大社 (2024年8月19日 甲子園)
神村学園(鹿児島)が大社(島根)を破り、鹿児島県勢史上初の2年連続ベスト4入りを決めた。
小田大介監督は、2年連続の4強を喜びつつ、「とりあえずまず1回目の決勝戦が終わったという感じです」と胸をなでおろした。
話題となった迫力のある大社高校の大応援については「物凄い声援だった」と振り返りつつ、「あれを自分たちの声援と思えるのか。甲子園には魔物って言うんですけれども、私の表現的には甲子園には魔物はいないと思ってるんです」ときっぱり。
その理由として「自分の心に圧力がかかった時に、それが襲い掛かるから、それが多分魔物だと。それをつくり出すのは自分自身の心かなと思ってるので。そういう時こそ自分のことを応援してもらってるというくらいどっしり構えていこうということでやった」と説明し、「大社高校さんの分まで絶対次は勝たないといけない」と決意を固めた。
4番・正林輝大(3年)の初打点については「もう俺の言葉だけ信じていけと、大丈夫という心のお守りを持って打席に入れって言って送り出しました」と明かした。