自民党の石破茂元幹事長（67）が19日、BS日テレ「深層NEWS」（月～金曜後6・58）に生出演し、9月の自民党総裁選について言及した。
前日に出演したフジテレビ「日曜報道 THE PRIME」で、総裁選出馬の条件である20人の推薦人の確保について「ほぼ（めどは）つきつつある」と話していた石破氏。この日の番組で改めて聞かれると「今日も新たに何人か“推薦人になるよ”っていうありがたい方がおられた」と明かし、「ただ海外出張中だったり選挙区に帰ってたり、今の時期ですから。やっぱり直接会ってきちんとお願いしてお返事いただく、その作業を今やっている」と続けた。
前夜に武田良太元総務相、岩屋毅元防衛相と会談したことについて聞かれると「防衛の仕事をやってきた仲間なので。（出馬への支援の）話し合いをするからというわけではありません」とけむに巻いた。
岸田文雄首相の不出馬表明後、ポスト岸田として11人の名前が挙がり、この日、小林鷹之前経済安全保障担当相（49）が正式に出馬を表明した。
推薦人の争奪が繰り広げられているが、石破氏は「それは常にあることでして。今回に限ってのことではないが、立候補したい人がこれだけいると“私が出たんだから今までの付き合いで入れてよ、あの人じゃなくて”みたいなことはあります」とこれまでの経験から語る。
正式な出馬表明については今週中にも地元・鳥取で行う意向という。ただ、集まる報道陣の事情も考慮して「会見は東京でやるスタイルがあるかもしれない」と話していた。