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佐藤弘道が闘う「脊髄梗塞」とは… 脳卒中の1%程度の珍しい病気 50~60代に多いが若い人も

スポニチアネックス 2024年8月20日 19時15分

 脊髄梗塞の治療のため活動を休止しているタレントの「ひろみちお兄さん」こと佐藤弘道(56)が20日、退院したことを発表した。

 所属事務所は「今後につきましては回復を最優先とし医師の判断を仰ぎながら可能な範囲で仕事も再開していく所存でございます。ファンの皆様、各関係各位には今後ともご指導ご鞭撻の程宜しくお願い申し上げます」としている。佐藤自身も自筆で、「奇跡的に歩くことができるようになった」と報告した。

 脊髄梗塞は、脊髄の血管が詰まることで発症。全脳卒中の1%程度といわれるまれな疾患で、明らかな原因は不明とされる。脊髄梗塞発症の平均年齢は50~60代とされ、若い人にもみられることがあるという。

 症状は一般的に背中が激しい痛みに襲われることから始まり、血管が詰まることによって神経が機能しなくなり、両側の筋肉の弛緩(しかん)と麻痺により感覚障害が起きる。立つことも歩くこともできない場合もある。症状により、医師の判断で薬物治療や点滴による治療などが判断される。症状や病状の緩和と日常生活の改善を目的とし、リハビリテーションが行われる。

 佐藤はこの日の発表で「下半身の麻痺やしびれが残り、失ってしまった機能もある為、一般の方のような歩き方は出来ません。次のステップに向けて通院リハビリ及び自宅リハビりは続きます」と、今後もリハビリを続けていくことも記した・

 6月に脊髄梗塞を発症し、緊急搬送され、入院していた。これまで「緊急入院し、投薬とリハビリの日々を過ごしています」「今は全く歩けません」と状態を明かしていた。

 NHKの「おかあさんといっしょ」で「10代目体操のお兄さん」として人気を博し「ひろみちお兄さん」として親しまれている。

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