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広島・新井監督 優勝争い未経験の選手も「なんか楽しくやってそうに感じる」

スポニチアネックス 2024年8月20日 22時30分

 ◇セ・リーグ 広島8―3巨人(2024年8月20日 東京D)

 首位広島が2位巨人との首位攻防3連戦で初戦をものにした。22日まで、このカード3連勝すれば優勝マジック30が初点灯する。

 打線は4番の末包が3安打で5打点を稼ぐなど14安打8得点で圧倒した。先発マウンドの森下は5回8安打を浴びて3失点も2桁10勝に到達した。以下は試合後、新井監督との一問一答。

 ――末包が3安打5打点の活躍を見せた

 「ナイスバッティングだったですね。何も言うことはありません。今日も、ナイスバッティングだったと思います。見送り方にしても反応の仕方にしても、いいよね。すごく内容もいいと思います」

 (自ら切り出し)

 「でも、やっぱり(4回2死満塁で3点目を奪う)小園のあの押し出しがね。あれが、すごく今日のゲームの中ですごく大きかったと思います。よく選んだと思います。あそこが、すごく大きかったです。今日の試合の中でのポイントだったと思います」

 ――先発の森下について

 「そこまで調子がいいということではなかったと思いますけど、粘りながら、よく投げてくれたと思います」

 ――巨人との3連戦へ向け、監督は“選手がぎらついている”と話していた。そういう姿を見せてくれた

 「ぎらついているように見えましたし、また楽しんでいるようにも見えましたね。すごく、みんな、いい表情で試合をしていたと思います」

 ―今季、苦戦していた東京Dで快勝した

 「(3連戦の)アタマをしっかり取れたというのは、すごく大きいと思いますよ。ただ、自分としてはね。もちろん、残り試合が少なくなって、今週の試合というのは大事だと思うんですけど。何というか、もちろん大事な試合だけど、本当の勝負はまだ先だと思っているので。もちろん大事な勝負、大事な一週間というのは変わらないけど、本当の勝負というのは、まだ先にあると思っているので。そう思って1試合1試合、うちらしく全員野球で頑張っていきたいと思います」

 ――これから本当のプレッシャーがかかってくるという。今は“楽しめている”という認識

 「どうなんですかね。今の現時点では、そんなに。そういう変なプレッシャーでプレーしているようには見えないですね。優勝を経験している選手、優勝争いを経験をしていない選手もいます。優勝を経験している選手(より)、経験してない選手、優勝争いを経験してない選手の方がたくさんいると思うんですよね、今は。そういう選手たちが、今こういう状況で戦っているのは、なんか楽しくやってそうに感じるので、そこはすごくいいなと思いますね。だから、変にプレッシャーをかけるんじゃなしに、よしチャンス、やったるぜと、プレーを見ていて感じるのでね」

 ――特に末包はノビノビとバットを振れているように見える

 「あのー、元々、性格もノビノビした性格なので、ノビノビした性格通り、ノビノビ振れていると思います」

 ――そこはうまく監督が引き出している

 「いやいや、私じゃないですよ。私は何もしてないですよ。実際、バッターボックスに立ってスイングするのは彼なので。ピッチャーだったら、実際マウンドに上がってボールを投げるのは、みんな自分自身。でも、ずっといいスイングをしていると思います」

 ――広島市内で豪雨による土砂災害が発生してから10年となる

 「ちょうど10年かな。10年たったけど、被災された皆さんの心の傷は癒えることはないと思う。そういった中で自分たちは野球を一生懸命することしかできない。ただ、今日いいゲームをすることができて、何かちょっと気持ちがね。自分たちは野球することしかできない。そういう日に勝ちゲームを見せられた」

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