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磐田MF中村駿が2カ月ぶり実戦復帰 残り11試合「試合の流れ読む力」で降格圏脱出に貢献誓う

スポニチアネックス 2024年8月21日 4時2分

 J1で18位に沈む磐田に頼れるゲームメーカーが帰ってきた。18日にアイスタで行われたJ2清水との練習試合で、6月のFC東京戦以降、左足の負傷などで離脱していたMF中村駿(30)がフル出場し1―0の勝利に貢献。自動降格圏脱出に向けて「今のチームには試合全体の流れを読む力が少し欠けている。場面ごとにどういうプレーが必要か自分が発信できるように、周りを助ける声出しやサポートの動きを心掛けたい」と、次節25日のホーム札幌戦を含む残り11試合での貢献を誓った。

 約2カ月ぶりの対外試合となった“静岡ダービー”では「自分の良さを出すために周りに声をかけて動いてもらうことを意識した。ダービーだし負けてはいけない、という気持ちで臨んだ」。ボランチとして攻撃のリズムをつくり、持ち味である相手の急所を突くパスやピンチの芽を摘む集中した守備で存在感を放った。

 11日の鹿島戦から横内昭展監督(56)が採用している「4―1―4―1」システムについては「自分が入ったらどうなるということは、まだあまりイメージしていないが入るならアンカーかインサイド。自分が入った時と今のレオ(・ゴメス)だと雰囲気も違ってくると思う。自分が試合に出たら今出ている選手と違いを出さないといけない」と意気込んだ。

 前節終了時点で札幌は磐田と勝ち点9差の最下位。残留圏浮上へ負けられない一戦を見据え「(0―4で敗れた)町田戦から切り替えるしかない。どちらが勝ちたい気持ちを出せるか、準備から気を引き締めていきたい」と力を込めた。

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