◇パ・リーグ 楽天3―0ソフトバンク（2024年8月20日 楽天モバイル）
見事なリベンジだった。楽天の早川が先発して強力なソフトバンク打線を6回7安打無失点に抑え、自己最多タイの9勝目。「5回で力尽きてもいいぐらいのイメージで投げたのが良かった」とうなずいた。
前回7月30日の対戦では初回にいきなり山川に3ランを被弾。この日は2点の援護をもらった直後の3回2死満塁で本塁打、打点のリーグ2冠を走る主砲を迎えた。「対策方法はない。気持ちでぶち当たるだけ」と腹をくくり134キロフォークで空振り三振。グラブを叩き、雄叫びを上げた。
これで球団の左腕初となる2桁勝利に王手をかけたが「あくまでも通過点。則本さんには15勝と言われている」と明かす。2連勝で借金を1とし、3位・ロッテと4・5ゲーム差。早川が逆転でのCS進出の旗頭となる。（花里 雄太）